孔子 五十の生き方
五十にして天命を知る
祖国の危機は腫れ物と同じです。
腫れ物は見つかっているが、まだ十分に化膿していない。
これを早く治そうと闇雲に手術してしまっては痛い上に完治しない恐れがあります。
それよりは化膿が進んで自潰するのを待ち、毒血もすっかり抜いて良薬を塗る方が良い。
祖国の危機もまだすっかり外に現れない内に騒ぎ立てるとかえって暴発しかねません。
知らんぷりをしながら予防策を講じ、火種を消してしまうのが最善です。
それができないなら、隠密に策を立て、燃え上がったところで一気に叩き潰す。
およそ災厄はその軽重を量り、前後の対策を立ててこそ、労少なくして倍の効果が上がります。
何の備えもなしに火種を突き散らすのは最悪。
収拾がつかなくなるだけです。
Ever Since the World Began.
The Measure of a Man.
Man Against the World.
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